川本義巳の思い

2001年10月、私は突然会社に行くことが出来なくなりました。

あれほどにまであこがれた会社に転職することができ、年収も大幅に増え、
「よしこれで俺は大丈夫だ!」そう思った矢先の出来事でした。

最初は「疲れがとれない」「頭が痛い」「眠りが浅い」
といった状態が続き、「疲れているんだろうなあ」と思っていたのですが、
やがて手のふるえ、動悸が始まり、不安感や焦燥感が増すようになってきました。

やがて平衡感覚を失い、まっすぐ歩くことも出来なくなりました。
そしてとうとう出勤途中の電車の中で気分が悪くなり、 そのまま折り返して家に戻ってしまったんです。

そこから1年2ヶ月。私は会社に行くことができませんでした。

病名は「うつ病」。元々メンタル面がひ弱で、
19歳の時にも「神経衰弱」と診断されたことがありました。
でも、まさか自分が「うつ」と診断されるとは思ってみませんでした。

闘病生活は辛かったです。

とにかく体が鉛のようになって動かない。
テレビを見ることも新聞を読むことも出来ない。
それどころか、メガネをかけるのもわずらわしい。
パジャマのボタンをしめるのも苦しくて出来ない。

ただベッドの上に横たわり、天井だけを見つめる毎日が続きました。

「この先どうなるんだろう」
「俺はもう終わってしまったなあ」
「家族に迷惑をかけて申し訳ない」
そんなことばかりが頭の中をぐるぐる回りました。

その後2年近くかけて、何とか普通に生活が出来るレベルまで回復しました。
ところが体は治っても心は壊れたままだったんです。

「自信がない。怖い」
「人とうまく関われない」
「また病気になったらどうしよう」

不安と恐怖を毎日感じながら、ビクビクしていました。
ちょっとしたことでパニックを起こし、寝込んでしまう。

もちろん、何とかしたいという気持ちはありました。
色んな本を読んでみたり、セミナーに行ってみたり、
「何か資格を取れば自信がつくんじゃないか」と思い、勉強もしました。
それこそスピリチュアルな物にもすがったこともあります。
でも少しも改善されることはありませんでした。

そんなことを思い続けて5年ほどたったある日、運命的な出会いが訪れます。

そうです。我が師匠平本あきお氏との出会いです。
平本氏は、ビジネスパーソンからアスリート、
芸能人などありとあらゆる人の人生を変えて来た人です。

あの北京オリンピックで金メダルをとった
柔道の石井慧選手のとしても有名な文字通りナンバー1のコーチです。
その平本氏から直接コーチングセッションを受けることができ、私は変わりました。

それはまさに「平本マジック!」と呼ばれる内容そのものでした。
コーチング前には「自信がない。出来ない」そう言っていた私が
たった数十分で「俺は出来る!」
と大勢の前で胸を張って言えるように変化したのです。

そう確信した私はそこから約2年、平本氏の元に通い続け、
自分をこれだけ劇的に変えてくれたもの、
コーチング・カウンセリングを徹底的に学びました。

更に当時平本さんと共に講師をしてくれていた酒井さんのNLPコースも受講し、
どんどん見違えるようにパワーアップしていきました。

そのおかげで、自分自身が不安になったり、
人と関わるのが怖くなったりすることがなくなりました。

今ではもう二度とうつ病にはならないと断言出来ます。
今、私はセミナーやセッション、テレビや本の連載を通じて
自分が学んできたことをお伝えしています。

これさえ知っていれば、自分のようにうつ病になることを防げるし、
うつになってもきっと抜け出すことが出来る、そう思っています。

「うつは治る。そしてコーチングで人は劇的に変れる」

そう確信していますし、私はそれが間違っていないということを証明し続けたい。
そのために自分の経験やスキルを存分に使い、
今現在うつで苦しんでいる人をサポートし続ける。
それが私の与えられたミッションだと信じています。

「自分はダメだ」と思っていた私は変わることが出来ました。
だから私は胸を張ってあなたにこういうことが出来ます。

川本 義巳


私の理念は、日本№1コーチの平本あきお氏から学んだことがベースにあります。
そこにはまず、3つの基本的な考え方があります。
私たちが常にこの3つを心の中に持ち、そしてセッション、ワークショップを通じてこのことを伝え続けています。
そしてもうひとつ、私たちが平本氏から学んだことで、いつも大切にしていることがあります。

「今、目の前にいる人は必ず自分でこの問題を乗り越えられる。」

「そして自分は、そのサポートをすることが出来る。」

「絶対にあきらめない。何が何でもこの人を守りきる。」

この言葉を常に忘れずに、セッションに臨んでいます。
そして最後に、横の関係を大切にするということ。
先生と生徒でもなく、医師と患者でもなく、監督と選手でもなく、一個人と一個人の横の関係としてのサポート。
このスタンスがあるからこそ、クライアントとの関係はより深く、そして素晴らしいものになると確信しています。