長く続ければ続けるほど
すごくわかってくることがあります。
それは
「人の心は本当にわからない」
ということ。
習ったことをそのままやってみて
うまくいくときもありますが、
全然ダメなときもあります。
同じようにみえるネガティブな状態も
詳しくつきあってみると全然違ったりします。
単にストレスによる抑うつ状態もあれば、
発達上の特徴によるものであったり、
パーソナリティ障害系の問題を抱えていたり、
生育環境の問題があったり・・・。
そもそもこれらの複合型の問題もあったりします。
僕たちコーチは
元々精神医学のプロではないので、
疾患や発達のことには疎いです。
それゆえ、この分野では苦労することも多いです。
僕たちが簡単に言ってるような
考え方を変えるだけでは
どーにもならない世界があります。
そのことを知っていないと
ちゃんとした支援はできないと思います。
「簡単な~法でOK」
「わずか〇日間で~」
ということを言ってる人がいますが、
「この人はどの範囲までを想定しているのか」
いつも気になります。
自分がやっていることが
どういう理屈によるもので
そしてどういうリスクがあるのか
そこまで気をつけてやってるのだろうか?
そういうことも考えます。
結果がでればすべてOK
ではないのです。
なぜなら僕たちが扱っているのは
この世で一番デリケートなものだから。
どんなやり方でサポートするのかは
その人の自由ですが、
それだけに怖さもあるということを
肝に銘じないといけないと思います。
ちなみに
最前線で活躍している心理職の人は
本当に謙虚で勤勉ですから。

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